[TOP Page] [1Page] [2Page] [3Page] [4Page] [5page] [6page] [7page] [8page] [9page]
◆神秘の湖 『豊似湖(とよにこ)』
何と!本当にハートの形をした湖がここ、えりもにはある。
この写真は、えりもの宿 田中旅館さんの絵葉書にもなっている。
撮影者は、奥山 明成 氏。
今回、田中旅館さんのご主人 田中 美憲さんに女性二人だけでは、心細いということで、特別にお願いをし、同行取材させて頂く事になった。
豊似岳(右写真)の北東に位置する為、黄金道路を目指して出発!
◆黄金道路 展望台
何故?黄金道路という名がついたのだろうか?
それは明治24年、当時の道庁が十勝と日高を結ぶ陸上輸送路として開発に踏み切ったことに始る。
最初は人と馬が通れる程度の道だったと言う。
依頼、幾度も荒波と崖崩れにみまわれ、被害を受け、その度に莫大な工事費が掛かった。
それで名付けられたかどうかはわからないが、日高山脈襟裳国定公園の重要な「黄金ライン」として利用されている。
現在もまだ完成されていない状況で崖崩れや雪崩がひどい所にはトンネル(右写真)を建設中!
太平洋の荒波が岸壁を襲う(左下写真)シーンが常時見られるほど、風が強く自然の厳しさを物語る。
その荒波の中、昆布漁をする現地の漁師さんも命がけだ。
◆豊似湖 入り口
展望台を過ぎ、5分程で目黒地区に入ると国道336号から左折。
案内標識(左写真)が小さいので見落としそうになる。
ここから9.2km、最初は舗装道路だが途中からはダートとなり、分かれ道(林道)がいくつかあるのでタヌキ君の案内板を頼りに進むことに。
途中、林道を横断する珍しい鳥に遭遇した。
姿格好はニワトリにもよく似たこの鳥、『エゾライチョウ』だ!
そぉっと車から降り、撮影に成功。
この後、すぐさま茂みの方へ飛んでいったが、あまり飛ぶ事が得意ではないようだ。
ここから悪路はまだまだ続く。
あと2.1km(右写真)
◆駐車場到着
国道から15分、車5台ほど駐車できる森の中の広場に到着。
駐車場から空を仰ぐと夏らしい青空が見えて来た。
ここから徒歩で15分の所に豊似湖はある。
早速トレッキング開始!
入山する前にチョットだけ注意しておこう。
記帳はお忘れなく!
早速、田中さんが記帳!
また、ヒグマ出没地帯なので、早朝や夕方はできるだけ避けよう。
大勢で声を掛け合って歩くのがBEST!
人間がいると熊は近寄って来ないのである。
食料等を持ち込むと臭いに敏感なヒグマは必ず近寄って来るので要注意!
勿論、鳥獣保護地域なのでマナーを守って楽しみたいものだ。
◆トレッキング開始
豊似湖まで200mではあるが、結構な坂道。
さっちゃんとあやちゃんは、楽しそうに先導する田中さんについて行く。
しかし、内心はクマにビビッている様子。
原生林に囲まれたこのコースの脇には沢山のシダがある。
中には直径1mを越える大きな葉を付けたシダが群生となっていた。
登山道は大きな岩や木の根がはみ出し、足元に気を付けながら登る事、15分。
そこには、今まで見たこともない美しい光景が・・・。
[TOP Page] [1Page] [2Page] [3Page] [4Page] [5page] [6page] [7page] [8page] [9page]